高価買取されやすい食器の「共通点」とは?
食器を高く売るためには、どのような特徴の食器が査定額アップにつながるのかを理解することが重要です。
高価買取されやすい食器には、いくつかの共通点があります。 それを把握することで、どの食器を売るべきか、また売り方をどう工夫すべきかが見えてきます。
1. 有名ブランドの食器である
やはり一流ブランドや老舗ブランドの食器は、高値での買取が期待できます。 例えば、バカラ(Baccarat)、マイセン(Meissen)、ウェッジウッド(Wedgwood)、ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)などは、中古市場でも需要が高く、特に保存状態が良いものは高額査定になりやすいです。
ブランドの人気度はもちろん、廃盤になったシリーズや限定モデルなどはさらに価値が上がります。
2. セットが揃っている
食器は単品よりもセットで売る方が高く評価されやすい傾向にあります。 6客セット、ティーカップ&ソーサーの組み合わせなど、元々セット販売されていたものがすべて揃っている場合、その「完全性」が評価されて査定額が上乗せされることもあります。
また、箱付き・保証書付き・取扱説明書付きなどの付属品もあれば、さらにプラス査定の材料になります。
3. 未使用または美品である
食器の状態は買取価格を大きく左右します。未使用品はもちろん高く売れますが、使用済みであっても「美品」であれば十分に価値があります。
ヒビ・欠け・色あせ・汚れ・使用感のある食器は大幅な減額対象となります。査定に出す前に汚れを丁寧に落とし、しっかり乾燥させてから包装することで、美品として評価されやすくなります。
4. 限定品や廃盤モデル
数量限定モデルやすでに生産終了しているシリーズは、希少性が評価されて高値が付きやすくなります。 コレクターやファンにとっては手に入りにくい貴重な品であり、需要があるため、中古市場でもプレミア価格になることがあります。
特に、日本未発売の海外限定商品や記念モデルなどは、想像以上の査定額がつくことも珍しくありません。
実はこんなに違う!ブランド別の買取相場【最新版】
食器の買取価格はブランドによって大きく異なります。
同じような形状・用途の食器でも、ブランド価値によって数倍の価格差がつくことも少なくありません。 ここでは、2025年現在の最新の相場情報をもとに、主なブランドごとの買取価格の目安をご紹介します。
1. バカラ(Baccarat)
フランスの高級クリスタルブランドとして知られるバカラは、グラスやデキャンタなどの買取価格が特に高いことで有名です。 人気のある「アルクール」や「マッセナ」などのシリーズは、未使用品であれば1点あたり数千円〜1万円以上で取引されることもあります。
廃盤シリーズや限定アイテムはさらに高額になる傾向があります。ギフト需要もあるため、箱付き・未使用品での価値が非常に高いです。
2. マイセン(Meissen)
ヨーロッパ最古の磁器ブランドであるマイセンは、芸術性の高さと職人技が評価され、中古市場でも根強い人気があります。
特に「ブルーオニオン」「インドの花」などの定番シリーズは安定して高額査定が出やすく、未使用のカップ&ソーサーセットなら1客あたり5,000円〜1万円前後の買取相場です。
ハンドペイントやサイン入りの特別品は、さらに高額で取引されることもあります。
3. ウェッジウッド(Wedgwood)
イギリスを代表する陶磁器ブランド、ウェッジウッドは、シリーズや状態によって買取価格にばらつきがあります。 人気シリーズの「ワイルドストロベリー」や「ジャスパーウェア」は特に高めの評価を受けやすく、カップ&ソーサーセットで2,000円〜5,000円程度が相場です。
一方で、量産品や使用感のある品は数百円〜1,000円未満となることもあるため、状態管理が重要です。
4. ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)
デンマークの伝統ブランドであるロイヤルコペンハーゲンは、高級食器としても人気が高く、買取市場でも安定した需要があります。
「ブルーフルーテッド」や「フローラダニカ」などのシリーズは特に人気があり、ティーカップ1客で3,000円〜1万円程度の価格がつく場合もあります。
コレクター向けのイヤープレートやクリスマス限定品などもプレミア価値がつくことがあります。